英検2級に合格したのは遥か昔、高校2年生の時でした。
約20年振り(いや本当はもっと長い。笑)に準1級の勉強をスタートし、4か月強で一次試験をパスした私が手にした教材の1つが、直前1カ月で受かる 英検準1級のワークブックでした。
著者の1人であるもりてつ先生(元予備校講師で英語系ユーチューバー)のチャンネルを観ている私、まんまと買ってしまいました。笑
他の教材ももちろん使いましたが、今回はこちらの教材に絞ってレビュー。
💎どんな人向け?
💎どのくらい解いた?
このようなことを知りたい方に向けてレビューしていきます!
英作文が不安でしかなかった
勉強を始めた頃、「英作文を制する者は英検を制する」的なことを、YouTubeを観るたびに誰もが声を揃えて言っていて。
これまで英文エッセイなんて書いたこともなかったので、どう手を付けていいのか分からなかったのです。
英検の勉強を始めた時に持っていた問題集はDAILY25日間 英検準1級 集中ゼミでした。
単語帳を除いてはこちらのテキストだけ(メルカリで約1年以上前に購入後、本棚で眠っていた…)。
ちなみにこの旺文社のこちら、問題形式を把握するためにいいテキストでした!また機会があればレビュー書きたいなと。
ただこの集中ゼミだけでは心もとなかったので、直前1カ月で受かる 英検準1級のワークブックも購入してみたのです。
↑改訂版のリンクです。私は初版のものを使いました。
Chapter1からいきなりライティング!
英検では大問4が英作文。でも、こちらのテキストは、Chapter1がライティングの解説なんです。
このことも、私がこのテキストを買った理由。
そして、私はスピーキングも苦手なので、次のChapter2がスピーキングなのもポイント高かった。
著作権的に中身を載せるといけないと思うので載せませんが、英作文をどう対策していけばいいか全くわからずに、しばらく手つかず状態だった私が英作文への苦手意識を払しょくしていくきっかけになったのは、こちらのテキストに取り組んだおかげだったと思います。(結果、本番では15/16取れました✨)
他にもテキストを使ってはいましたが、それはまたいずれ別の記事に書くことにしますね。
賛成意見・反対意見の解答例と解説の両方がある
これも大きなポイントですよね。
実際は賛成か反対かどちらかで書けばいいですが、出来れば両方書いて練習したいもの。
このワークブックは、両方の解答例だけでなく、両方の解説も載せてあるので親切設計だと思います。
また、英検の英作文に限らず、英文エッセイでは同じ表現や単語を繰り返し使わない方がいいとされていますよね。
なので、言い換えの例なども書かれていて、しかも解答例は決して難しいものではないので、英作文に抵抗感のあった私のような方が「私にも書けるかも!」という気持ちになれるいい教材だと思います。
すべて過去問から抜粋されている
このポイントを良しとするかは各自それぞれ感想は違ってくると思います。
こちらのワークブックは全体を通して(語彙問題・空所補充問題・長文問題・リスニングパートもすべて)2017年度~2019年度第2回までの過去問がピックアップされて掲載されています。
オリジナルの予想問題は1つもありません。
私の場合、たまたま2019年第3回以降の過去問しか持っていなかったので重複することはなかったですが、もし2017年度~2019年度第2回までが掲載されている過去問題集をすでにお持ちの方にとっては、過去問で一度解いたことのある問題になってしまいます。
私は全然このことを知らずに買ったので、この点は皆さんにお伝えしたいなと思いました。
ただ、過去問を解くことは、合格には絶対必須だと思うので
そんな方向けのワークブックかなと個人的には思います。
リーディングパートの問題数が足りない
先ほども述べた通り、Chapter1がライティング、Chapter2がスピーキング、そしてChapter3がリスニング、そして最後のChapter4がリーディングという構成のこちらの教材。
私はリスニングとリーディングに関してはそこまで心配していなかったので、こちらの教材で問題なかったのですが。
はっきり言って、この1冊だけで合格できるとは思いません!!笑
実際、大問2の空所補充問題に関しては、前述の集中ゼミとこちらのワークブックだけでは、結局最後まで演習不足状態で、本番も手こずりました💦
ですので。
もう既に高い英語力をお持ちで、問題形式に慣れたいという方なら、この1冊で合格できると思いますが、私のように苦手分野があるという方だったら、1ヶ月で合格できるほど甘くないと個人的には感じます。
なので
という方の、取っ掛かりとなるテキストという風な位置づけが妥当ではないかなと思っています。
「直前1カ月で受かる」ではなく「最初の1カ月集中!」みたいな感じですね。
でもこのネーミングじゃ売れないよね・・・笑
何回解いた?
Chapter3のリスニングと、Chapter4のリーディングのセクションは、一度解いただけです。解答を覚えちゃってますからね・・・
Chapter1のライティングは1回目勉強した後、期間を空けてもう一度解説を読みました。英作文をもう一度書くことはしていません。
Chapter2も、1次試験を受ける前に一度初めの方をさっと読んで、その時は概要をつかんでおくだけにとどめて、その後1次通過後にあらためて一度勉強しただけです。
⚠注意:音声ダウンロードはパソコンからのみ
これは結構ネックになるのではないかなと思った点ですね。
パソコンにダウンロードして、それからスマホにデータを取り込んで・・・という手間をどう捉えるか。
結局わたしはリスニングのパートを勉強する際に、パソコンを立ち上げて音声を再生して解いたたのが一度と、スピーキングのパートの時に模範解答をひと通り聞いただけで、他のパートは音声を活用できませんでした💦スマホに取り込めばよかったかな・・・残念・・・
この問題集がおススメなのはこんな方!
最後にまとめますと・・・
✓英作文の書き方を全然知らない
✓解説をじっくり読んで理解していくタイプ
✓スピーキングが苦手
✓2017年度~2019年度の過去問に取り組んだことがない方
✓準1級の合格に向けて基礎力をつけたい方
✓準1級のテキストを何から始めようか迷っている方
✓ある程度英語力に自信があり、問題形式が分かれば合格できそうな方
✓著者の武藤先生・森田先生のファンの方
このような方におすすめです!
他にも別な切り口の教材欲しいよ!みたいな方は買ってもいいかもしれませんね。なにしろ解説がとても詳しいワークブックですので。
おわりに
私がこちらのワークブックを買ったときは、調べてもあまり情報が無かったので、買うことを迷われている方にお役に立てればいいかなと思って今回まとめてみました。
英作文については、1本YouTubeに動画を上げていますので、よろしければご覧ください。
初めて作ったので長くてお粗末な動画ですが(笑)見てもらえたら嬉しいです✨
追記:英検1級の筆記試験を通過しました!
この記事をアップしたときは、英検1級に挑戦しようかな、という段階だったのですが。
約半年の勉強を経て、2023年10月開催の第2回で、英検1級の一次試験を通過しました!
2023年11月現在、2次試験まであと少しです!
体験談など、こちらのコミュニティでお話ししています↓↓
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