1次合格のためにやったことをすべて書きます!
こんにちは!ママのための英検®コミュニティを運営していますKOJOです。
わたしは、2023年10月実施(2023-2)の英検1級試験で、2度目の受験で1次試験を通過し、2次の面接試験では1回目は不合格でしたが、2回目のチャレンジ(2023-3)で合格することができました㊗
今回は、不合格・合格の両方を体験した立場から、1次試験の対策段階からやっておいた方がよかったことを含め、実際に行っていたことをまとめてみたいと思います。
わたしのように面接試験を失敗せず、2次試験を一発で合格できる方がひとりでも増えることを願って、今後1級受験に挑戦される方に向けて備忘録を兼ねて書いてみますね。
語彙対策
1級対策を始めたのは2023年3月。準1級に合格したのを機に、1級に挑戦しようと決めたのがこの頃です。
1級の単語帳は、パス単(出る順パス単)が超有名ですが、準1級のときもパス単は使わずキクタン派だったですし、書店でパス単を立ち読みしても、イマイチしっくりこなかったんです。
なので、改訂版が出ると知り、発売を待って購入したのがこちら↓
ジャパンタイムズが出している、単熟語EX第2版です。
パス単を使った経験がないので、比較することはできませんが、【例文が短くていい】という意見を目にしたことがあり、わたしもそう感じています。
ただ私の場合、1次試験1回目のときは、ほとんど単語帳を活用しないまま受けました。
2回目のときは、1回目よりは時間をかけてこの単語帳を使って覚えようと取り組みましたが、全部網羅できたかといえば全然できていません。
1回目は語彙問題12/25、2回目は16/25という結果でしたので、いかに語彙対策が足りなかったかお分かりいただけると思います。
とはいえ、2回目の受験前には、過去問では20問前後得点が取れるようにはなっていました。決して語彙対策をおろそかにしたわけではありませんでしたが、本番では点数が思うように取れなかったです。
世の中には単語帳を完璧に取り組んだ状態で英検1級に挑まれる方も多くいらっしゃると思うのですが、やはりそんな方々は、ものすごい時間と労力を語彙対策につぎ込んでいるのだと理解しています。
語彙を伸ばすためには、やはり日頃の積み重ねが大切で、大量の単語を暗記するためには、3か月かそこらでは太刀打ちできるのものではないなというのが、わたしの感想です。
長文対策
わたしが筆記試験に合格できた要因の1つは、語彙対策不足を長文問題でカバーできたからです。
先ほど書きましたが、2回目の試験では大問1が16/25でしたが、長文読解パートである大問2は5/6、大問3は8/10という得点でした。
リーディングのパートでの得点率は約71%でギリギリでした(29/41)
あとで触れますが、英作文に45分程度時間をかけてしまったので、大問2と3に残された時間は約40分もありませんでした。なので、超高速で問題を解きました。
全部解ききることができずに時間切れになったのですが、大問3に関しては、ちゃんと読めた設問は全部正解できていました。
2問落としてしまったのは、英文を読む時間がなく、勘でマークしたところです。
挑戦1回目のスコアは大問2が4/6、大問3が5/10だったので、1回目と2回目の挑戦の間の約3か月間で、自分の感触としては長文を読むスピードが速くなったなと実際感じていたのが、結果としても表れたなと思っています。
オンライン英会話の活用
わたしが長文を読むスピードが上がったという手ごたえをなぜ感じているかというと、オンライン英会話の教材を毎日予習する際の自分の変化を実感できているからです。
わたしは準1級の面接対策をきっかけに、オンライン英会話(レアジョブ)を始めました。始めて1年経ちました。
始めた当時は、Weekly News Articleという教材を使っていました。中級レベルの教材です。初めはこれがちょうどいいレベルでした。
しかし、1級に挑戦すると決めた時、取り組む教材のレベルを上げなければいけないなと感じたのです。
そこで、Dairy News Articleという中上級~の教材にレベルを上げました。
Weakly News Articleと比べれば、記事の音源のスピードは各段に上がりますし、文章量も一気に増えます。
自分はまだ到達していないレベルの教材ながらも、予習でしっかり準備してから毎回のレッスンを受けるようにしました。
リスニング対策
オンライン英会話で力がついた実感は、長文読解だけではありません。
リスニングに関しても、効果があったように思います。
というのも、取り組み始めた頃は、記事の音源のスピードが速すぎて理解が難しい!だったのが、1級の1次試験に合格する頃には、聞き取れるようになっているのに気づいたのです。
難しい単語が多く出てくる記事の場合は、意味を正確に取れないこともありますが、スピードが速い!と思うことはほぼ無くなりました。
ナレーターの方はずっと同じ男の人の声で変わりません。なので、変わったのはわたしの方。
それも、ただリスニングを続けたのがよかったのではなく、予習でつまらずに読めるまで毎回音読の練習をしたのがよかったのではないかと、個人的には思っています。
レッスンでは、チューターの方の前で記事を音読します。
息継ぎの場所や、抑揚など、記事を正しく理解しているかどうか、音読にすべて表れてしまいます。変なところでポーズを入れたら、「あ、この人この文章正しく読み取れてないな」とすぐバレてしまいます。
記事の読解・音読・リスニングをセットで毎日行っていたことが、英検本番での長文読解のスコアアップと、リスニングのレベルのキープにつながったと、個人的には強く思っています。
(リスニングパートは21/28で得点率約78%でした)
毎回のニュース記事には、英検1級レベルの単語も多く出てくるので、ネイティブの書いた文章に触れながら自然に覚えられる点ではとても役に立っていました。
これらのレアジョブの教材は、レアジョブを受講していない人でも誰でもアクセス可能です。
ぜひ活用していただきたいなと思っています!
英作文対策
英作文は準1級の頃から力を入れてきたのですが、1級挑戦にあたって心配だったのが、書く時間がとにかくかかること。
準1級の頃も時間かけ過ぎ問題があったのですが、書くスピードは1級でもなかなか上げられませんでした💦
ただ、いろいろな方がおっしゃっているように、英作文は得点源。
準1級合格の3か月後に受けた1級1回目の点数は、25/32ということで、合格者平均を下回ってはいるものの、語彙問題ほど悲惨ではありませんでした。
そして1級2回目、1次通過したときの点数がこちら↓
28/32という点数は、合格者平均を上回っていて、内容で8/8を取れたことが個人的にはとても嬉しかったです✨
写経は有効?意味ない?
1回目挑戦から2回目までの約3か月間、わたしが取り組んだのは、皆さんご存知の英作文問題完全制覇を写経することでした。
とあるYouTuberさんが写経で英作文満点を取ったというのを観て、「写経でもレベル上げられるんだ!」と思ってしまったのですが、実際やってみて得られたのは、【写経は限られた人にしか効果ない】という感触でした💦
点数としては、前回より3点アップしてはいますが、本番での英作文には45分も時間をかけましたし、スピードは上がってません。
なので、写経は対策を始めた頃だけにとどめて、後は自力で書くしかないと思います。
他人の文章を書き写してみたところで、所詮借り物。
苦い経験となりましたが、失敗から学ぶこともあるということで(笑)
さて、1回目と2回目のスコアの差は何が要因なのかを振り返ると、2つ大きなポイントがありました。
②ディスコースマーカーを使う回数を増やした
大抵の人は、下書きして清書するという余裕はないと思います。
特に1級は紙ベースの試験で手書きなので、パソコンで英作文を書く時のように、簡単に消したり文字を付け加えたりできませんよね。
かなり意識しないと、まとまりのない文章になっちゃいます。ダラダラ書いてしまってるというか。
なので、時間はかなりかかりましたが、上の①②をやったことで、得点アップにつながったのではないかと分析しています。
1次対策まとめ
長くなってしまったので、2次対策についての記事は後日改めて書くことにして。
使った書籍・アプリ・サービス
◆単熟語EX第2版
◆英作文問題完全制覇
◆でた単アプリ(すき間時間でサブ的に使っていました)
◆オンライン英会話レアジョブのニュース記事のレッスン
◆過去問6回分(1次2次共に有効なのはやっぱり過去問)
◆英検1級予想問題ドリル(過去問より易しめなので、対策初期に使用)
わたしが1級のために購入した書籍は全部で6冊で、そのうち面接用に購入したのは2冊です。
過去問をベースに、王道のパス単や面接大特訓は使わず、という感じでした。
参考になれば嬉しいです!
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