合格体験記って、大学受験とかみたいだね!
確かに。でも、私が準1級の勉強をしていたとき、何といっても『どんな勉強をしたら合格するか』という口コミというか経験談を知りたかったので、晴れてわたしも自分の備忘録をかねて、ブログに書いて皆さんにシェアしたいと思います!!
どれくらいの期間勉強した??
私の場合、2022年9月から勉強をスタートして、1次試験が2023年1月末、2次試験が2023年3月初旬だったので、期間としては1次対策が約5か月、2次対策が約1ヶ月ほどでした。
1日あたり何時間くらいやっていたかというと、平日は約3~4時間程度、休日は少ない日は1時間くらい、多い日で平日と同じか少し多いくらいだったでしょうか。
私の場合、パートで働いていたので、フルタイムで働いている方に比べると時間は長くとれていました。
でも、テレビとかはほぼ観ていませんでしたね。観ても少しだけ。なので録画が溜まりまくってます。笑
よく観たのはNHKのニュース7。英語の副音声で観て(聴いて)ました。家族も私が真剣に勉強しているのを見ていたので、英語の副音声でも文句を言わなくなりましたね。笑
どの参考書を使った?
合計5冊使いました。取り組んだ順に1つずつ紹介します。
①英検準1級集中ゼミ
何をどう勉強していいか分からなかったので、1日30分ずつに分かれていたのはとても良かったポイントでした。少しずつ進めたことでストレスもなく。解説もあるので、取り組みやすかったですね。
何気に良かったのが、ページの下に単語が書いてあった点。見えますかね?↓
後述しますが、私は単語帳はキクタン派だったので、旺文社のパス単に載っている単語をここで覚えることができたと思っています。
②キクタン英検®準1級
旺文社のパス単(出る順パス単)がメジャーどころですが、私は”音声を聞くだけで 単熟語&例文が覚えられる”というキャッチコピーにひかれ、キクタンを選択。
車の中ではCDを聞いて、家の中ではスマホのアプリで音声を再生していました。
軽快なリズムとともに、英語と日本語の意味が流れるので、個人的には結構好きな単語帳です。
単語帳のレイアウトも、パス単より好きでした。
それぞれの単熟語に、フレーズと例文両方が載せてあったので、覚えるときにイメージがしやすかったです。
ただ、今振り返れば単語帳の覚え方は非計画的でした💦1級はこうもいかないでしょうね。
キクタンとは別に、英検を申し込んだ時に特典として英ナビという英検が提供しているアプリ(サイト)のベーシックプランが使えたので、そちらで単語は増やしていってましたね。
キクタンで出てこない単語が英ナビではたくさん出てきたので。キクタンは収録単語数が少ないです。
英ナビは3月で終了みたいですが、単語だけでなく長文やリスニングなど、スマホで問題を解けたので、個人的にはサービス終了は残念だなと思っています。
③英作文問題完全制覇
これは一般的に評価が高い参考書ですよね。
私は英作文をこれまで書く経験が全く無かったので、上に挙げた集中ゼミの英作文問題をまず書き写すこと(写経)から始めました。
その頃は、
こんなん私書ける気がしない・・・
と思いつつ、英作文の型やお決まりのフレーズを少しずつ覚えていきました。
でもいつまでも書き写しているだけじゃだめだ!と思い、数題書き写した後は、お粗末でもいいから自分で書いてみようと思い、ある程度書けるようになってから、この英作文問題完全制覇に取り組みました。
ノートの日付を見ると、1次試験の約1か月弱前から毎日1題書いています。
ちょうど年末年始も挟みましたが、それでも毎日1題書くことを自らに課しました。
結局、この問題集に載せてあるお題すべてを書ききることはできませんでしたが、7~8割くらいの問題は書いたでしょうか。
この完全制覇は、2次試験のスピーキング対策でも使いました。
最後の仕上げに、音読しながらスピーキングテストで聞かれそうなトピックを頭に入れようとあがいたのですが、でも結局本番では同じ内容は出ませんでしたね。
言い回しも覚えたのですが、面接の緊張状態ではなかなかうまいこといかず・・・
日頃の実力しか出せないのが英検ですね!
本当そう。自分の持っている力以上のものは絶対出せませんね。
④英検準1級のワークブック
こちらのワークブックはそこまでメジャーではなく比較的新しいものなので、別記事で紹介しています!
英作文のパートを始めに勉強して、その他のパートは試験直前に1回解いてみるという感じで使いました。
面接対策も同様です。約1か月の2次対策期間にそれぞれの問題を1度ずつやってみただけです。
こちらは英作文の解説がとても丁寧なので、私のように英作文に苦手意識がある方におすすめします✨
⑤二次試験・面接完全予想問題
14日でできる!とある通り、14回分の練習問題が掲載されています。
私は約1ヶ月準備期間があったので(A日程ではなく、あえてC日程で受験できる福岡市を選択しました)この問題集を2周することができました。
準1級の2次試験では、4コマ漫画(起承転結のあるストーリー)を過去形・過去進行形でナレーションしなくてはいけないのですが、これもとにかく最初はサッパリ出来ませんでした💦動詞がさっぱり思い浮かばないんですよね。
読むときは普通に理解できる簡単な単語でさえも、いざアウトプットするとなると出てこないという、純ジャパの悲しさよ・・・
2月頭からはオンライン英会話にも入会し、毎日受けていました。
このオンライン英会話の受講の仕方についても奥が深いと思っているので、ぜひいろいろな方と語ってみたいものです!
過去問はいつから&どのくらい解いた?
私の場合、過去問は試験形式に慣れるという位置づけでした。
なので、受けようかなと思った頃からコツコツダウンロードしておいた過去問8回分を、試験の2週間ほど前から毎日1回分、きっちり時間を計って解きました。
でも、過去問はもっと早くに手をつけるべきでした。これは私の反省点です。
過去問って、問題形式とか時間配分に慣れるだけでなく、知識を身につけるのに一番有効だなと痛感しました。気づいた時にはもう本番数日前。笑
1級の勉強では、過去問を繰り返し勉強するというスタイルを取ろうと思っています。
追加でのリスニング対策はやっていない
リスニングについては、上述の①集中ゼミのリスニング問題と、④ワークブックのリスニング問題しか実はやっていないんですよね。
過去問のリスニングパートは、音声をダウンロードしていなかったりして、結局やらずじまい。
というのも、集中ゼミのリスニング問題である程度点数が取れることが分かったので、もっと苦手度が高い英作文に時間をかけていたという経緯があります。
試験直前に、Part2が難しい・・・と一瞬焦ったのですが、全問正解しなくていいんだと開き直りました。笑
リスニングに関しては、発音を学んで以降一気に聞き取れるようになったという感覚があります。
後は、準1級の単語を”結構覚えられてきてるかも”と感じたのとほぼ同時に、ニュースがより聞き取れるようになった感覚がありました。
発音と単語。これは、普通に生活してるだけじゃなかなか身につかないと思うので、学習することに大きなメリットを感じています。
一番苦手だった英作文が一番高得点だった♪
1次試験の結果は、英作文(Writing)が一番得点が高かったというものでした。
あんなに書ける気がしなかった英作文が、得点源になるなんて思ってもみませんでした。
それだけ、英作文はやればやっただけ、しっかり得点に反映されるということを今回の準1級受験で実感しました✨
いろいろな方が英作文についてYouTubeなどでおっしゃってますが、過去問の模範解答のような洗練された英文を書く必要はないとのこと。
私もその通りだと思います。
むしろ私のあのレベルで高得点が出るんだ!?
と信じられなかったですもんね。
ちなみに、過去に練習で書いた英作文は、すべて一度AIにチェックしてもらった後、パソコンのメモ帳に保存してあります。
保存しているだけで見直す時間はありませんでしたが、いつか機会があればここに晒すかも。私の英作文の変遷を。笑
英作文は他人に添削してもらわなくてもOK?
先ほど書いたことの補足になりますが、よく
「英作文は学校の英語の先生や英会話スクールなどで添削してもらいましょう」
って言われるじゃないですか。
でも私の場合、1次対策の頃はオンライン英会話はやっていなかったし、学校にだって通っていない。
なのでやむを得ずだったとはいえ、誰からも添削を受けず、自分でAIの助けを借りながら添削したことが、英作文のレベルを引き上げることに繋がったと思っているんです。
(追記)YouTubeで動画を作ってみました↓
初めて作ったのでお粗末な動画ですが(笑)見てもらえたら嬉しいです✨
準1級は1級へのステップ
準1級の勉強を始めた頃は
準1級取れればもう満足満足!
って思っていたのですが、今はもっと上のレベルに挑戦したい!と思うようになりました。
というのも、英語(英検)関連のYouTubeのおかげだと思います。
この年代になると、周りに英語学習している同年代はなかなかリアルでは見つけられないし、英検の勉強をしているということを自分の周りの人に言うこともありません。
実際、準1級受けた時も、教室の半分は高校生でした。年々低年齢化してますよね。
でも、いろいろなYouTubeを観ることで、時間をかけてしっかり積み上げていけば1級だって合格できるんだと思えるようになったんです。
もちろん、準1級のように一発で合格できるようなものではないことはよく分かっていますし、実際1級の大問1の語彙問題、準1級に受かったばかりの私にとっては知らない単語ばかりです。泣
それでも、
『新しい知識を増やしていく過程が楽しい』
『この歳になってもまだまだ英語力は伸ばせる』
ということを、準1級対策を通して体感することができました。
だからといって、1級も準1級も、資格を持っているだけでは何の役にも立ちません。取ったからと言って、人生が好転するかどうかは人それぞれ。
でも、帰国子女でもなく留学経験もない私にとって、挑戦することで英語学習に対する姿勢が大きく変わりました。
もちろん、履歴書に書きたいという気持ちもあるけれど、心の底にある
「英語がペラペラになりたい」
という自分の願いをかなえるためのルートの1つだと思うのです。
今回ここにこのように記録を残すのも、今の気持ちを忘れないようにしたいから。
そして、私と同じように英語のレベルを上げたい!と心の底で願っている誰かにメッセージを届けたいからです。
参考書を買ったはいいけど、無理だよねと放置していた過去の自分。
コンプレックスを見て見ぬふりをしていた過去の自分。
過去のわたしと少しでも共通点がある方は、ぜひ英検®コミュニティにいらしていただきたいと思います♡
もしあなたが男性だったらごめんなさい。『ママのための英検®コミュニティ』です。
追記:1級合格しました!
この記事を書いて約1年後。
英検1級に合格することができました!
下のリンクから、準1級以降どのような英検1級対策をやったか、ぜひ覗いてみてください♡
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