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【ブックレビュー】「ネイティブ発音」科学的上達法

こんにちは!ママの学びを応援する香川県高松市の英語教室KOJO Englishです。

今日は、図書館で借りた本の中で、記録に残しておきたい本があったので、皆さんにもシェアしたいと思います。

新書サイズの本で、字は結構細かいのですが、この本はどんどん読めている本です。

特にいいなと思った部分は、第2部の

「思いのまとまり」が英語らしさをつくる

の章です。

 英語の発話では、話し手は伝えたいこと全部を、必ずしも単語で構成されるの形にまとめて言うのではありません。いくつかの息のかたまりに分けて、思い(あるいは考え)を表現します。そして、息のかたまりの境界を示す合図が、ポーズ、つまり短い息止めです。
話すことば、あるいは聴く対象は、ポーズで区切られた、まとまった意味のある音声のかたまりです。私は、これを思いのまとまり(thought group)と呼んでいます。

「ネイティブ発音」科学的上達法 p112より引用

この「思いのまとまり」という言葉、すごく的を得ているなって思って。

わたしが発音練習をしていて、苦労しているのが、

・不必要な抑揚をつけてしまう

・どこまで一息で話すべきか分からなくなる時がある

という点なんですね。

英語の発音って、スピードが上がると、音が消えて聞こえたり、省略されたり、くっついたり、いろいろ変わります。

それを知識として頭に入れたとしても、実際アウトプットするときに、どうしても不自然さが出てしまいます。

「ここは弱く言う」「ここは発音しない」

とか分かってるのに、結局相手には伝わらない。。。

ここで、この「思いのまとまり」という考え方が出てきます。

 思いのまとまり内では、音声に切れ目はありません。思いのまとまりは、1つの全体的に緊密にまとまった音声(短い場合は1つの単語)のように聞こえます。
(中略)思いのまとまり内では、音がそれぞれ孤立していて、1つ1つ順に連なっているわけではありません。隣り合う音は互いに密接していて、音は互いに影響し合います。その影響の仕方によって、強く表れる音と、弱く表れる音が産まれます。強い音に、影響された弱い音がくっついています。

「ネイティブ発音」科学的上達法 p113より引用

とても分かりやすい文章だなと思いました!

ネイティブや日本人でも流暢に話せる方が感覚的にやっていることが、文章として明確に示されているなぁと。

英語を外国語として話す日本人は、英文をどうにかこうにか頭の中で組み立てて、それを順々に言おうとしますが、筆者は、

“自分の思いを形にするために息のかたまり(音声のかたまり)に分ける”ことと、

頭で考える前に、口の筋肉を働かせる―ことが重要だと述べています。

まだ途中までしか読めていないのですが、これは最後まで読みたい本です。

まとまった時間が取れないのですが、少しずつ読み進めていきたいと思える本です。

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