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欠けていると考えるか。足りていると考えるか。

先日、久々に高松の街中に行ったときのこと。

香川に住んで、もうすぐ6年になるのですが、ずーっと気になっていたけど食べることのなかった、あん餅雑煮を食べてみようと思い、お店に向かいました。

でも今日はそれを書きたいのではなく。笑

この日は何も予定がなく、ふと「献血に行ってみようかな」と思ったんです。献血ルームは街中にしかないので。

と言っても、過去に数回しかやったことはなく、今回過去の記録が分かったのですが、最後は社会人1年目のとき。

その後行ったときは、条件を満たせず断られて、それ以降足を向けていなかったんです。

久々に旧姓を書き、記録はしっかり残っていて。

さすが時代は進んでいました。指紋認証で次からは本人確認をするとのことで、指紋を登録し。

タブレットで問診をし、いざ診察。

わたし、血圧が低めなんです。最後に献血したときも上が90台だったと記録を聞かされました。

上が90以上ないと、献血できないらしいのです。

この日は、90が超えられなかったんですね。右手2回測るもどちらも80後半。

左手に変えて測るも、また90未満。

「どうしたら血圧って上がりますかね?」

なーんてDrに聞くと、

「興奮すれば上がるかもしれませんね」

「でもみんな血圧を下げたい人ばかりで、上げたいって聞かれないので」

ってやりとりがなんか可笑しくて、笑いまくっていたら、左手2回目で血圧は102。

やったー!!って喜んでいたのもつかの間。

わたしの服薬について聞いたDrの顔色がまた曇りました。

結論から言うと、服用していた薬がひっかかり、献血できなかったんですね。

今日この話を書こうと思った理由が、その時にかけられた言葉がきっかけなんです。

「献血というのは、自分の健康状態に十分余力のある、余裕のある人に、協力をお願いしているものです。

リスクを冒してまで、お願いするものではありません。余裕のある人に任せておけばいいんです。

あなたのお気持ちは本当にありがたいのですが、自分の健康を保つことをどうか優先して、大切にしてください。これ(献血)以外でも社会に貢献できる方法は他にもいろいろあると思いますよ。」

こう言葉をかけられたわたしは、帰り道にいろいろなことを考えました。

献血ができなかった。その事実だけだと、自分が何か欠けているような気持ちになります。

誰かのためになればと思ったのに、自分は役に立てる存在ではないと明らかになったようなものだからです。

でも「社会に貢献できる方法はいろいろとある」とかけられた言葉のおかげで、改めて『自分にはどんな貢献の仕方があるのかな』って考えるようになりました。

普段わたしは今日、まだ見ぬ誰かのために、何を貢献しようかなんて思って生きている人って、そうそういないと思うんです。

自分や一番近い存在の家族のために、生きていると思うんです。

仕事をしているときは、お客様や一緒に働いている仲間のため

直接繋がっている人のために、日々を生きている。

でも今回、献血という、直接言葉を交わすことのない、目に見えない誰かの、命や健康のために役に立ちたいと思い、それがかなわなかった

その代わりに、今はまだ出会えていないけれど、わたしの行動で、誰かの行動や誰かの気持ちを変えるきっかけを作ったり、役に立ったりするためには、今の自分にどんなことができるだろうかと、考え始めるきっかけになったんです。

健康的には余力がなかったわたし(十分元気なんですけどね。献血基準を満たしていないだけ)ですが。

今の自分にとっての余力って何かな。

自分の分は確保できていて、なおかつ、他の誰かにも分けてあげられる、余裕のあるものって何かなって。

誰かのためになることは、自分の身を削って自分を痛めつけてまですることではなくて。

でも、誰かのために役に立ちたいという気持ちも素晴らしいこと。

こんな風に思えるようになったのも、今の自分の精神状態が穏やかであるからなのかなーなんて思います。

下の子が生まれてから3歳前までは、全然気持ちに余裕がなくて、常に不安定で、悩みと共に子育てしていましたからね。

今同じ2022年を生きている私たちでも、人生のステージはそれぞれ。

辛いときは辛い。余裕のないときは余裕がない。

わたしだって、いつまた余裕がなくなるかもしれない。

そんな中でも、自分や家族や周りの人々を大切にしながらも、『わたしにとっての余力』って何かなと、これからずっと考え続けていきたいな。

そして、ここまで読んでくださったあなたにも、それぞれの「余力」について、考えるきっかけを作れたらいいなという願いを込めて、ブログに残しました。

「余力」=「希望」だと思うので。

1人ひとりに与えられた素晴らしい能力を、自分以外の誰かのために役立てる。

無理なく、お互いに足りないものを補い合いながら、「余力」を最大化できるような場所を作っていきたいし、自分もそんな生き方・働き方をしていきたいと思います。

ここまで、わたしの独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました♪♪

 

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